自己紹介


はじめまして。近藤紀文と申します。
当ブログにご訪問頂き、ありがとうございます。

このブログでは演奏会(ライブやコンサート)参加の履歴や
日常生活で思ったことについて、様々な視点で書いていきます。

どうぞよろしくお願いいたします。


2012年6月30日土曜日

アルテックA5様の現況

この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。

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アルテックA5様が、
芸術情報研究所・原分室(ラボラトリー)に遷座ましましてはや一週間になる。

趣味の餌食になった哀れなA5と喧伝されないためにも、
八面六臂の活躍をしておいでのA5様の現況をお伝えする。

A5様は現在、14畳をふすまで仕切った部屋の北側に鎮座しておられる。

当然仕切りのふすま4枚は邪魔になるので、
スピーカー対面南側の両隅に立てかけておいたのだが、
A5様を凝視するうちに、あることに気が付いた。

コーンから八の字状に開くホーン部を見ているうちに、
その末広がりの形状が、音響がいいと言われる志度音楽ホール、
県民ホール大・小ホールの舞台とそっくりであることに気付いたのだ。


多くの好音響ホールは、
その末広がりが客席前半分あたりまで続いている。

災い転じて福となす。

邪魔くささで、部屋南隅に立てていたふすま4枚を左右に2枚づつ、
A5からさらにホーン状に開くように立てかけ、鳴らしてみた。


・・・


すごい!


巨大なホーンの誕生だ。
 というより、コンサートホールそのものになってしまった。

14畳くらいでは、フル・オケは響きすぎるくらいに朗々と響き、
微小な音も漏れなく拾うようになった。

もしかしたら、コンサートホールより強烈かもしれない。

2012年6月16日土曜日

続・タワレコ侮り難し

この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。

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カラヤンはベルリンフィルを使って、筆者が知っている限りでは
映像も含め4回『ワーグナー管弦楽曲集』を録音しているが、
その中で出色の出来は3回目1974年録音版。

当時貧乏学生であった筆者。
レコード2枚5,000円は今からすれば高かったが、
日本で発売されるや否や速攻で買った。

その後、2枚モノCD化。さらには1枚モノに曲数を削られはしたが、
EMIの誇るSACD化されるなど、現在でもリカッティングの続く不朽の名盤である。

(※SACD:Super Audio CDハイブリッド。音質はいいが高い。)


ただ、この1974年録音版、筆者からすれば次の3点が欠点であった。

1.レコード時代もCD時代になっても2枚バラバラで発売され、
  2枚1組盤が出たことがなかった。

2.『タンホイザー序曲』は、おそらく日本で初めて発売された
  『パリ版』だと思うのだが、このパリ版は日本人の趣向に合わない。

3.廉価版で出たことがなかった。
 (売れると思ったら足元見やがって。)


タワレコはこれらのタブーを一挙にぶち破った。

上記プレミアム2CDシリーズ9は
2枚1組たった1,980円。


さらに上記2の『パリ版』に加え、

(『ドレスデン版』も入っとりゃええのに。)

という日本人の嗜好に見事に応え、
1957年録音の『ドレスデン版』も入れるという異例の大サービスぶり。

 (録音が古く音源が良くないのが欠点とは思えるが。)

消費者の要望、マニアの切実な思いを
見事なまでに具現化したおそるべき商品だ。


こんな商品をつくって売れるタワーレコードという会社、
ドコモが子会社にしたがるのは無理もない。

2012年6月14日木曜日

タワレコ侮り難し

この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。

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NTTドコモがタワーレコードを子会社化し、
スマホ向けサイトでタワレコのDVDやCDを販売する事業に乗り出す。
(12日付け新聞各紙)。

タワレコの真の実力侮り難しと見たのは、
筆者だけではないようだ。

これに先立つ4日、筆者は高松店店頭で
この“侮り難さ”を実証するブツを発見、購入した。

EMIクラシックスの
カラヤン‐プレミアム2CDシリーズ9『ワーグナー管弦楽曲集』がそれ。