自己紹介


はじめまして。近藤紀文と申します。
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日常生活で思ったことについて、様々な視点で書いていきます。

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2012年7月14日土曜日

Голованов(!?)

この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。

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K:「見てきたでえ。ラテン文字の背表紙が並んどる中に、
  いきなり『Голованов(ラテン文字表示したらgolovanov)』やないか。

  ほんで、引っ張り出して見たら、表面はバカでかい名前の次に
  『моцарт』、『Вагнер』・・・etcときとる。

  これ、モーツァルトにヴァーグナーやないか。
  
  そら、これでは、誰も買わんやろな。

  16枚組の5,690円(一枚当たり355円)いうたら、
  そなにメチャ格安いうんでもないしな。」


B:「ゴロバノフ言うたら、聞いたことあるぞ。
  
  それ、ボリショイ劇場の指揮者で
  スターリンの逆鱗に触れて失脚した
  不遇なままに死んだ指揮者ちゃうか?

  確か、『ソ連のストコフスキー』言うくらい極端に
  クセのある演奏するんで、『社会主義リアリズム』路線にひっかかる
  とかいうんでやられたはずや。

  それに、『坊主憎けりゃ袈裟まで憎し』や。
  宿敵ヒトラーが溺愛したヴァーグナーをスターリンは極端なまでに嫌うとった。
  それを演奏・録音したいうたら、そら失脚もするわな。

  よう粛清されんかったもんや。」


 K:「なるほど。こりゃ、スターリン時代に失脚した芸術家の
  『名誉回復』盤やな。

  にしても、音質は期待できんな。
  俺も、ソ連時代の国営メロディアレーベルのレコードで、
  ラフマニノフの「晩祷」やグラズノフの交響詩持っとるけど、音悪いわ。

  演奏はええんやけどノイズは入る大音量になったら音は歪むで、
  ソ連時代の録音技術の低さ露呈やな。

   それと、Танеев(Taneev:タネーエフ?)に
  Калинников(Kalinnikov:カリンニコフ?)いうて何もんや。

  曲入っとるらしいけど、俺、初めて見たぞ。」


B:「俺も、タネーエフは名前くらいは見たことあるけど
  演奏はなあ。

  そういう意味では、そのCDボックスやっぱりレアもんなんやろな。」


K:「よっしゃ。ほんだら、俺、あんたのも別発注しとくわ。

  タワレコに残るあのボックス、もし誰かに買われとったら、
  俺やあんた以外にも、高松にも相当の粋人がおるっちゅう左証やな。」















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