自己紹介


はじめまして。近藤紀文と申します。
当ブログにご訪問頂き、ありがとうございます。

このブログでは演奏会(ライブやコンサート)参加の履歴や
日常生活で思ったことについて、様々な視点で書いていきます。

どうぞよろしくお願いいたします。


2013年8月6日火曜日

ぎょっとした。

この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。

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麻生副総理が7月29日、
ある会で改憲に触れてこう述べたという。


「気づいたら、ワイマール憲法がナチス憲法に変わっていた。
誰も気づかないで変わっていた。あの手口に学んだらどうか。」


(ある会=タカ派ジャーナリスト桜井よし子氏が都内で開いたシンポジウム)



麻生氏は
まずナチスがどうやって独裁権力を獲得したかを語った。

“それは先進的なワイマール憲法の下でドイツ国民が選択したことだ。
いかに憲法がよくても、そうしたことは起こるのだ”
と。

次に、“日本の改憲は騒々しい環境のなかで決めてほしくない”
と強調した。それから冒頭の言葉を口にした。

素直に聞けば、粛々と民主主義を破壊したナチスのやり方を見習え、
ということになってしまう。

ヒトラー政権は当時の議会の機能不全に乗じて躍り出た。

対抗勢力を弾圧し、
全権委任法とも授権法とも呼ばれる法律を作って、
やりたい放題を可能にした。

そして、戦争、ユダヤ人大虐殺へと至る。

麻生氏の言うナチス憲法とはこの法のことか。

2013年6月15日土曜日

『 サウンド・オブ・ミュージック 』 の日本語訳

この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。

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言語とか翻訳の問題で、
筆者がよく引き合いに出すのが『サウンド・オブ・ミュージック』。

原語では、頭にTheが付く。

この理屈を言い出すと、別の方に話が飛ぶので控える。

で、単純に訳せば
 『サウンド・オブ・ミュージック=音楽の音』。
 分かったようで分からない。


これについて、
とあるホームページを読み共感を得た。

紹介するので参考にしてほしい。
http://jazzsong.la.coocan.jp/es070805.html

2013年6月1日土曜日

地勢学( Geopowernolongy )という立ち位置


香川日独協会会報に掲載。

掲載年月:2013年5月

題目:地勢学( Geopowernolongy )という立ち位置
筆名:近藤昌紀


昨年10月26日のオクトーバーフェストにおいて、
筆者が行ったレクチャーコンサート『国歌のトリピア』については、
にわか造り

(何せ、何か余興を、との中尾さんの依頼があったのが、わずか1週間前!)
であったにもかかわらず、想定外の好評を頂戴した。


その後も、
このテーマについての出稿依頼、講演依頼が続いており、

ニッチなテーマに深い興味を示していただいた当日出席の
会員各位に厚く御礼を申し上げる。


(つづく)




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2013年4月20日土曜日

チャイコの5番の4楽章終わり近くにて、誤った『中途の拍手』にどう対処するか

この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。

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その場の聴衆のアホさ加減というか、
無知が一番よくわかるので有名なのが、チャイコの5番、4楽章終わり近く。

曲の終わりかと錯覚するような曲の流れと休止符。

ここで、アンポンタンな客は曲の終わりと勘違いして拍手をするが、
終わりはそこではない。

再び再現部が出て、しばらくして本当の終了。

この、誤った『中途の拍手』にどう対処するか、
これが指揮者の器量の差だ。

筆者の見た範囲では次の3類型が存在する。

1.マイペースを貫き、
  拍手を無視するかのようにじっくりと休止を取り、
  おもむろに再現部をスタートする指揮者。
  
この場合、間違った拍手をしていた連中の顔を見ていると
結構おもしろい。

間違ったと分かってドギマギする姿が何とも言えん滑稽さをかもす。

こういうときに、
完全に終わった後で豪快に『ブラーボ』や『ハラショー(露)』を出すと、
間違った連中との差が際立って実に爽快だ。

(とてもイヤミ的であるが。)


2.対策かどうかは分からないが、
  中途の拍手を出すヒマがないくらい休止の時間を短くしてしまう指揮者。

(こんなんでええんかい。
チャイコフスキーはこういうのを望んでいたのだろうか。)
と思うくらい、曲相が変わる。


3.休止に入る直前の最後の一音と共に、
  左手を斜め後ろにサッと出して、
  手のひらを客の方に向けて、
  客が拍手をするのを防ぐ仕草をする、ヤリ手の指揮者。

後にも先にも、これをやったんはただ1人。

西本智美ちゃん、あんただけよっ!!

2013年1月23日水曜日

ワーグナー生誕200年の狂喜すべき年

この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。

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まずは、吉報を。

2013年2月11日(祝)正午より、
JRホテルクレメント高松21階シエロで
香川日独協会「春を呼ぶ会」が開催されます。


ところで、カンタータ21番BWV21の用途日は『追悼式(?)』と書いたが、
教会暦とバッハのカンタータの用途日をマッチングさせた
『バッハ教会暦』なるサイトがある。

この中には、確かに21番は『三位一体節後第3日曜日』としているものもある。
そら、『追悼日(?)』では座りが悪い。


筆者、従前より

「『ドイツ音楽』というのはおかしい!『ドイツ語圏音楽』というのが正しい。
そして、それは『純正ドイツ音楽』と『オーストリア・ハプスブルク帝国音楽』に分断される。」
 と公言してはばからない。

 『ドイツ3大B』などというのは大きな間違いで、
ベートーベンとブラームスはウィーンに骨を埋めた
オーストリア・ハプスブルク帝国の作曲家だ。

で、純血種のドイツ音楽家は
BMW-RS(バッハ、メンデルスゾーン、ワーグナー、
リヒャルト・シュトラウス、シューマン) に収斂すると主張してきた。

今年は、ワグネリアンの筆者にとって、
ワーグナー生誕200年の狂喜すべき年でもあり
(ベルディ生誕200年など、どうでもよい。)
 そこにバッハのカンタータとくれば、もう、言うことはござらん。


もっと深堀りする。

メンデルスゾーンの出自はユダヤ系であり、
ナチス・ドイツ時代には、
ユダヤ系3M(メンデルスゾーン、マーラー、マイヤベーア)は
演奏停止を食らった。

メンデルスゾーンとマーラーに
『ユダヤの憂愁』とでも言うべき
旋律の共通性を見出すのは筆者だけであろうか。

で、純正ドイツ音楽からは除外。


2013年1月3日木曜日

狂気のバッハ暦

この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。

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バッハのカンタータを見るとその用途日を調べたくてうずうずする。

『BACH2000』の解説を紐解くと、
21番BWV21は、『追悼式(?←本当にこう書いてある)』

101番BWV101は『三位一体節後第10日曜日』。

さて、これからが大変である。

『三位一体節』とは・・・

“『聖霊降臨祭(ペンテコステ)』の次の日曜を『三位一体主日』として、
次の日曜が『三位一体節後第1日曜日』、
次の日曜が『三位一体節後第2日曜日』、
以下同文で『三位一体節後第10日曜日』・・・と続く”

では、『聖霊降臨祭(ペンテコステ)』とは・・・
『復活祭(イースター)』から数えて(7週目)50日目の日曜日。

では、『復活祭(イースター)』とは・・・
『春分の日』後の最初の『満月』直後の「日曜日』。当然、日は毎年変わる。


(ホンマ、気が狂うわい)


いまの時代、ネットのサイトで教会暦は即出る。
今年なら、三位一体節後第10日曜日は7月28日である。

因みに、サイトを引くと、
今年2013年は
復活祭3月31日、聖霊降臨祭5月19日、
三位一体主日は5月26日である。

しかし、これもカトリック、新教、
それも、ルター派、カルヴァン派等教派の違いにより差が出る。

バッハの信仰したルター派では、上記のとおり計算すると1週間遅い8月4日になる。。


オマケ:バッハの初演は1724年8月13日。