自己紹介


はじめまして。近藤紀文と申します。
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2015年7月31日金曜日

古典、徒然草のなかに 『 な食べそ 』 という表現がある。

この否定形の 『 な・・・そ 』 の形はいつの間にか消えて、
『 な 』は最後について、 『 食べるな 』となっている。

フランス語で同様の話法が、正規の話法であり、
『 ne mange pas 』 は、まさに 『 な~食べそ 』 です。

で、ここで湧く数々の疑問


1.『 な・・・そ 』 は日本語話法の中でいつ興り、いつ消えたのか。


2.(1)英語、(2)ドイツ語、(3)ロシア語、(5)中国語、
  (6)フランス語、(7)スペイン語、(8)韓国語、(9)イタリア語、
  (10)アラビア語のなかで、
  現在の話法の中でこの否定形を使うのは(6)フランス語以外にない。


3.ラテン語を語源とする(6)フランス語、(7)スペイン語、(9)イタリア語に限っても、
  この話法があるのは(6)フランス語のみ。
  ラテン語に遡って検証する必要がある。


4.(6)フランス語では、あくまで簡略話法としてだが 『 mange pas 』 はある。
  『 ne mange 』はない。


5.洋の東西を問わず、『 N 』の付いた接頭語、接尾語は否定形が多い。

  (a) アン、ウン [ (1)英語、(2)ドイツ語、(6)フランス語、(7)スペイン語、(9)イタリア語 ]
  (b) ノン [ (6)フランス語 ]
  (c) ニエ [ (3)ロシア語 ]
  (d) アン、モン[ (8)韓国語 ]
  (d) な、ない[ 日本語 ]

  逆に、否定形に『 N 』の付いた否定接頭語、
  接尾語を使わないのは
    没(メイ)、不(プー)[ (5)中国語 ]くらいである。


6.ならば、フランス語はなぜ簡略話法で否定形の 『 ne 』 を取らず、
  接尾語の「mange pa」が生き残ったのか


7.日本語でも、なを取って 『 食べそ 』 だけで通じた時期があったような。
  このへんと、1の 『 な~食べそ 』 の盛衰は、
  地勢学 ( Geopowernology ) 研究の範疇であろう。