この否定形の 『 な・・・そ 』 の形はいつの間にか消えて、
『 な 』は最後について、 『 食べるな 』となっている。
フランス語で同様の話法が、正規の話法であり、
『 ne mange pas 』 は、まさに 『 な~食べそ 』 です。
で、ここで湧く数々の疑問
1.『 な・・・そ 』 は日本語話法の中でいつ興り、いつ消えたのか。
2.(1)英語、(2)ドイツ語、(3)ロシア語、(5)中国語、
(6)フランス語、(7)スペイン語、(8)韓国語、(9)イタリア語、
(10)アラビア語のなかで、
現在の話法の中でこの否定形を使うのは(6)フランス語以外にない。
3.ラテン語を語源とする(6)フランス語、(7)スペイン語、(9)イタリア語に限っても、
この話法があるのは(6)フランス語のみ。
ラテン語に遡って検証する必要がある。
4.(6)フランス語では、あくまで簡略話法としてだが 『 mange pas 』 はある。
『 ne mange 』はない。
5.洋の東西を問わず、『 N 』の付いた接頭語、接尾語は否定形が多い。
(a) アン、ウン [ (1)英語、(2)ドイツ語、(6)フランス語、(7)スペイン語、(9)イタリア語 ]
(b) ノン [ (6)フランス語 ]
(c) ニエ [ (3)ロシア語 ]
(d) アン、モン[ (8)韓国語 ]
(d) な、ない[ 日本語 ]
逆に、否定形に『 N 』の付いた否定接頭語、
接尾語を使わないのは
没(メイ)、不(プー)[ (5)中国語 ]くらいである。
6.ならば、フランス語はなぜ簡略話法で否定形の 『 ne 』 を取らず、
接尾語の「mange pa」が生き残ったのか
7.日本語でも、なを取って 『 食べそ 』 だけで通じた時期があったような。
このへんと、1の 『 な~食べそ 』 の盛衰は、
地勢学 ( Geopowernology ) 研究の範疇であろう。
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