自己紹介


はじめまして。近藤紀文と申します。
当ブログにご訪問頂き、ありがとうございます。

このブログでは演奏会(ライブやコンサート)参加の履歴や
日常生活で思ったことについて、様々な視点で書いていきます。

どうぞよろしくお願いいたします。


2020年2月28日金曜日

国歌は国家なり

 以下は中国(中華人民共和国)国歌である。
ただし、原曲は簡体字で書かれてあるが、日本語漢字に翻案してある。

『起来!不願做奴隷的人們!
 把我們的血肉、築成我們新的長城!
 中華民族到了最危険的時候、
 毎個人被迫着発出最後的吼声。
 起来!起来!起来!
 我們万衆一心、
 冒着敵陣的炮火、前身!
 冒着敵人的炮火、前進!
 前進!前進!進!』


この3行目をご覧いただきたい。
抜き出して分かり易いように分かち書きすると、
「中華民族 到了 最危険的時候、」
原語では、
「チュウカミンズ タオラ ツイウェイシャンダシホウ」
と歌われるが、これはもう、今の中国そのものではないか!!!

 2020年2月24日(月)四国新聞2面
リード
「習氏『建国以来で最も困難な事件』」
本文
「・・・習近平国家主席は23日に開いた会議で
「建国以来、最も困難な公衆衛生の事件だ」
との見解を示し、対応を強化するよう指示した。・・・」

国歌の後追いで国家が動いている。
 ついでに言うなら、その上の2行目、
「把我們的血肉、築成我們新的長城!」
も、今の世相からするとギョッとさせられる。


「把」は日本語には無い漢字で、「~しようではないか!」くらいの意味だ。
日本語に訳せば、
「我らの血肉で、我らの新たな長城を築こうではないか!」

これは、万里の長城築城の際、酷使に倒れた労働者や人柱にされた人々が、
あたかも土木資材の如く長城の内部に埋められた

という史実を思い出させられる内容だが、
今のご時世、新型肺炎に倒れて亡くなった多くの患者の遺体は

どうしているんだろうと思わず勘ぐってしまう。

「国歌は国家なり」という新たな格言ができそうだ。

 では、我らが日本国の国歌はどうか。
『千代に八千代に、
さざれ石の(地殻変動で地中で押し固められて)巌となりて、
(それが地表に出てきて風化されて)苔のむすまで』
と、
短くも長々しい意味を含んだ歌詞だ。

地学・地球物理学的にも合っていて、実に科学的な含蓄が有る。
これだけネバく、しぶとく日本国家は存続し続けるというのなら
そこに生きる我々としては、
新型肺炎に打ち勝って、

悠久の時を刻むことができるであろうというおまじないの文句として、
今こそ国民一丸となって歌おうではないか




   

2020年2月22日土曜日

芸術情報研究所の課外活動

芸術情報研究所・近藤です。
明日23日13:30
県民ホール小ホール集合現地実験の最終留意
事項です。

1 駐車場
ホール北側の県営駐車場は料金が高い上に、
早めに行かないと混み合います。(区画数は十分に有りますが。)
ホール東側に何箇所か500円で一日置き放題のチケットパークが有ります。
早めに行って、こちらを狙う方がお得です。

2 演奏時間
前半のドボルザーク・チェロ協奏曲は約40分、
後半のブルックナー交響曲4番は皆様ご存知のとおり1時間超です。
そこで、
 ① 前半、後半ともに中途退場はできません。
必ず、トイレには行っておいて下さい。
 ② どちらの曲も楽章の間の切れ目がありますが、
このときは曲は終わっていないので拍手はしないのが原則です。
で、このときにぜひお願いしたいのは
  Ⅰ せきをするならこのときに
  Ⅱ のどあめを口に入れるならこのときに

3 咳の問題
これは必ずと言っていいほど年配女性なんですが、咳が出そうになると曲の途中
でもかまわずビニールのガサガサ音を立ててのど飴を口に入れる人がいます。
この音は、マイク・PAを使わないナマ演奏が原則のクラシックでは
人が思っているよりも相当に周囲にはうるさいです。まさに迷惑行為です。

それよりは、遠慮がちにでもせきをする方がましです。
現に、クラシックのライブ録音では曲の途中に咳が入っているのはいくらでもあります。気にすることはありません。

また、クラシックのコンサートが初めての人は、ハンで押したように、
咳がうるさく聞こえたと言いますが、自然現象と思って慣れればこれは
何ともありません。それよりも楽章の間の拍手とか、のど飴のガサガサ音、
最悪(と言うより、あってはならないことの最たるものですが)幼児の叫び声のほうが
はるかにうるさいです。
これがマイク・PAを使うポピュラー曲との大きな違いでもあります。

4 居眠りは問題なしですが、いびきはご勘弁を、です。
私でもこれは自分自身が結構こわい。自分では分かりませんから。
もしいびきをかき出したら、起こして下さい。

次に実験としてこれに注意して視聴し欲しいという点を列挙しておきます。
詳細は明日会場で申し上げます。

5 コントラバス(ウッドベース)の音
コントラバスを数本並べるオーケストラのナマの低音は、
わが自慢のシステムでも再生し難いものがあります。

6 第一ヴァイオリンが優劣を分ける。
ボウイング(弓使い)の統一性、有って欲しくないことですが
チューニングが揃っていないときのネコの叫びを聴くような不快感。
視覚的にも影響が大きいパートです。

7 ティンパニの音
これは、奏法、音質によっては曲のイメージが、がらりと変わります。


留意事項
曲が(完全に、指揮者が腕を下ろして以降)終わって高揚したときに出す
ブラボーのことを知っておいて下さい。
ブラボーはもともとイタリア語で「ブラーボ」と発音するのが正解ですが、
フランス人は「ブラボー」と発音するのを何度か経験しました。

これはどちらが正解とも言えないのですが、共通する留意点として、
男性単独に向ける場合は、「ブラーボ」
女性単独に向ける場合は、「ブラーバ」
これは、マリオとマリアの違いと思えば覚えやすいです。

複数の場合がややこしい。
男性が1人でもいる場合の複数に向けては「ブラービ」
女性ばかりの複数に向けては「ブラーベ」

で、今回の前半ドボルザークのチェロ協奏曲の場合
チェロのソリスト宮田大に対してする場合は「ブラーボ」
指揮者は女性ですから「ブラーバ」
オーケストラ又は出演者全員に対して出す場合は「ブラービ」となります。

通がこれをどう使い分けて出すかは結構面白い見ものですね。

さらに最上級のワザとして、
アンコールを求める場合
「アンコール」と叫ぶよりも
「ビス ビス(bis bis)」
と叫ぶのが王道らしいです。

これはフランス語の辞書にも載っていました。
前半のチェロのソリスト宮田大は、これに応えて興が乗れば1曲くらいはアンコール
をやる可能性大です。これをやらせるのも通のワザでしょうね。

以上、お読みいただきありがとうございました。
当日も、チケット配布時又は着席後口頭で留意事項は申し上げます。