以下は中国(中華人民共和国)国歌である。
ただし、原曲は簡体字で書かれてあるが、日本語漢字に翻案してある。
『起来!不願做奴隷的人們!
把我們的血肉、築成我們新的長城!
中華民族到了最危険的時候、
毎個人被迫着発出最後的吼声。
起来!起来!起来!
我們万衆一心、
冒着敵陣的炮火、前身!
冒着敵人的炮火、前進!
前進!前進!進!』
この3行目をご覧いただきたい。
抜き出して分かり易いように分かち書きすると、
「中華民族 到了 最危険的時候、」
原語では、
「チュウカミンズ タオラ ツイウェイシャンダシホウ」
と歌われるが、これはもう、今の中国そのものではないか!!!
2020年2月24日(月)四国新聞2面
リード
「習氏『建国以来で最も困難な事件』」
本文
「・・・習近平国家主席は23日に開いた会議で
「建国以来、最も困難な公衆衛生の事件だ」
との見解を示し、対応を強化するよう指示した。・・・」
国歌の後追いで国家が動いている。
ついでに言うなら、その上の2行目、
「把我們的血肉、築成我們新的長城!」
も、今の世相からするとギョッとさせられる。
「把」は日本語には無い漢字で、「~しようではないか!」くらいの意味だ。
日本語に訳せば、
「我らの血肉で、我らの新たな長城を築こうではないか!」
これは、万里の長城築城の際、酷使に倒れた労働者や人柱にされた人々が、
あたかも土木資材の如く長城の内部に埋められた
という史実を思い出させられる内容だが、
今のご時世、新型肺炎に倒れて亡くなった多くの患者の遺体は
どうしているんだろうと思わず勘ぐってしまう。
「国歌は国家なり」という新たな格言ができそうだ。
では、我らが日本国の国歌はどうか。
『千代に八千代に、
さざれ石の(地殻変動で地中で押し固められて)巌となりて、
(それが地表に出てきて風化されて)苔のむすまで』と、
短くも長々しい意味を含んだ歌詞だ。
地学・地球物理学的にも合っていて、実に科学的な含蓄が有る。
これだけネバく、しぶとく日本国家は存続し続けるというのなら、
そこに生きる我々としては、
新型肺炎に打ち勝って、
悠久の時を刻むことができるであろうというおまじないの文句として、
今こそ国民一丸となって歌おうではないか。
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