久々に芸術情報研究所ブレイン氏登場。
所内フィギュア群を見る。
ブレイン:
「このフィギュア、純正ドイツ・プロイセン音楽作曲家と
オーストリア・ハプスブルク帝国音楽作曲家が絶妙な数で並んどる。
近藤:
「そうやろ。
純正ドイツは、バッハが生まれて死ぬまで完全に独プロイセンやな。
ヴァーグナーは独プロイセン出でバイエルン没。
絵皿が2で胸像1。
対するオーストリア・ハプスブルク帝国側は、
墺ザルツブルク出でウィーン没のモーツァルトが絵皿1、胸像1。
右側のハイドンがホンマもんなら、オーストリア・ハンガリー帝国で
生涯を過ごした生粋ハプスブルク帝国傘下の音楽家で胸像1。
ここまでで、独3対墺3。問題はベートーヴェンをどう見るかやな。
ブレイン:
「出生地はライン川下流のドイツのボン。
名前もオランダ系に近いファン又はヴァン・ベートホーフェンやもんな。
そやけど名を上げて活躍し、骨を埋めたんはウィーンや。
ドイツ人は言わんけど、オーストリア人は今でも
『 ベートーベンはオーストリア人(???)、ヒトラーはドイツ人(???!!!) 』
いうて、平然と言いよる。あの国民は面の皮が厚い。
近藤:
「ベートーベンをオーストリアに譲り、その緩和策として、
独プロイセンのオーケストラ、ベルリンフィルを指揮するアッバードの
ミニチュアポスターを入れて、バランスを取ったっちゅうのはどうや?
ブレイン:
「そやけどマーラーの生涯はウィーンフィル漬けや。
ハプスブルク帝国にプラス1。
近藤:
「マーラーはユダヤ人で、
オーストリア人の範疇に入れん排外的オーストリア人。
ハプスブルク帝国にマイナス1。
当研究所内のフィギュア群について
ドイツのプロイセン音楽家とオーストリアのハプスブルク帝国音楽家が
バランス良く置いてあるよ
という話でした。
自己紹介
はじめまして。近藤紀文と申します。
当ブログにご訪問頂き、ありがとうございます。
このブログでは演奏会(ライブやコンサート)参加の履歴や
日常生活で思ったことについて、様々な視点で書いていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
2016年7月31日日曜日
2016年7月30日土曜日
『 ロイターポーセリン ミュージックハウス 』 で検索してみよう
ドイツに 『 ロイターポーセリン 』 という
ポーセリン( 陶磁器 )で作ったフィギュアの専門会社がある。
1体何百万もする超豪華ポーセリンアートは、
スペインの 『 リヤドロ 』 が破竹の勢いの快進撃を続けているが、
ミニチュアのポーセリンフィギュアは、このロイターの独擅場が続いている。
『 ロイターポーセリン 』 を検索すると、
まあ少女趣味なミニチュアの写真が所狭しと出るわ出るわ。
値段も手ごろで手は出し易いが、 『 リヤドロ 』 が大人の世界なら、
こちらは完全に少女趣味の世界。
さすがに今まではええ歳したオヤジが手を出すには
(どうもねえ・・・)
だったが、最近になってこの会社、ドイツ語圏音楽マニアの
実に痛いところをついた大作 ( と言ってもミニチュアだから小さい ) を出した。
『 ロイターポーセリン ミュージックハウス 』 で検索すれば出てくる。
画像を見れば分かるが、楽器店のショーウィンドーのミニチュアと考えればよい。
その名もドイツ語で 『 ムジークハウス 』 と左上方に書かれ、
指先に乗るようなヴァイオリンを始めとした弦楽器にはすべて弦が張られ、
管楽器のキーやピストンも、まるで実物の楽器のような巧妙なつくりである。
( たかがオモチャをよくここまでリアルにつくったものよ )
やはり、ドイツは良くも悪くもマイスター魂の固まりの国だ。
筆者が痛く感動したのが、ミニチュア店のウインドーの飾り棚。
ここに本業の陶器の絵皿ミニチュアが並べてある。
見ると、最上段には左にリヒャルト・ヴァーグナー様。
右にモーツァルト。
中段は左にベートホーフェン(わざとドイツ語で言う)、右にバッハ。
さらに、最下段には左にモーツァルトの石膏胸像、
右の2体は、一方は明らかにヴァーグナーだ。
もう一方は若き日のハイドンではないかと思うのだが、
買っておられる方、お分かりであればご教示願いたい。
堅物のドイツ人にしては
( えらくウィットをきかせたことをやってくれるわい )
と思ったのは、左にある、開放可能なドア。
開けると正面にチェロとギター、その上に何とポスターのミニチュアが貼ってある。
薄くなった目をこらして覗き込むと、
おそらくはベルリンフィルの常任時代であろう亡クラウディオ・アッバードが指揮をしている写真。
その上には、ご丁寧にもアッバードの名前の上に、
『 グスタフ・マーラー シンフォニーNo.9 』と
ヨコ文字で書いて、商店臭さを出してある。
このミュージックハウス、日本での販売価格は3万超だが、
この半値、1万5千円台で買えるお買い得版は 『 ミュージックルーム 』。
これも『 ロイターポーセリン ミュージックルーム 』 で検索すれば画像は出るが、
椅子つきピアノの上にはヴァーグナーの胸像のみ。
絵皿は同数、ピアノの上方に貼り付けられているが、
楽器の数も少なく、値段なりである。
総評として、この作品は
『 ドイツ人の、ドイツ人による、ドイツ人のためのミニチュア 』だと思われる。
日本人ではしゃぎまくっているのは筆者だけかも。
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この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。
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ポーセリン( 陶磁器 )で作ったフィギュアの専門会社がある。
1体何百万もする超豪華ポーセリンアートは、
スペインの 『 リヤドロ 』 が破竹の勢いの快進撃を続けているが、
ミニチュアのポーセリンフィギュアは、このロイターの独擅場が続いている。
『 ロイターポーセリン 』 を検索すると、
まあ少女趣味なミニチュアの写真が所狭しと出るわ出るわ。
値段も手ごろで手は出し易いが、 『 リヤドロ 』 が大人の世界なら、
こちらは完全に少女趣味の世界。
さすがに今まではええ歳したオヤジが手を出すには
(どうもねえ・・・)
だったが、最近になってこの会社、ドイツ語圏音楽マニアの
実に痛いところをついた大作 ( と言ってもミニチュアだから小さい ) を出した。
『 ロイターポーセリン ミュージックハウス 』 で検索すれば出てくる。
画像を見れば分かるが、楽器店のショーウィンドーのミニチュアと考えればよい。
その名もドイツ語で 『 ムジークハウス 』 と左上方に書かれ、
指先に乗るようなヴァイオリンを始めとした弦楽器にはすべて弦が張られ、
管楽器のキーやピストンも、まるで実物の楽器のような巧妙なつくりである。
( たかがオモチャをよくここまでリアルにつくったものよ )
やはり、ドイツは良くも悪くもマイスター魂の固まりの国だ。
筆者が痛く感動したのが、ミニチュア店のウインドーの飾り棚。
ここに本業の陶器の絵皿ミニチュアが並べてある。
見ると、最上段には左にリヒャルト・ヴァーグナー様。
右にモーツァルト。
中段は左にベートホーフェン(わざとドイツ語で言う)、右にバッハ。
さらに、最下段には左にモーツァルトの石膏胸像、
右の2体は、一方は明らかにヴァーグナーだ。
もう一方は若き日のハイドンではないかと思うのだが、
買っておられる方、お分かりであればご教示願いたい。
堅物のドイツ人にしては
( えらくウィットをきかせたことをやってくれるわい )
と思ったのは、左にある、開放可能なドア。
開けると正面にチェロとギター、その上に何とポスターのミニチュアが貼ってある。
薄くなった目をこらして覗き込むと、
おそらくはベルリンフィルの常任時代であろう亡クラウディオ・アッバードが指揮をしている写真。
その上には、ご丁寧にもアッバードの名前の上に、
『 グスタフ・マーラー シンフォニーNo.9 』と
ヨコ文字で書いて、商店臭さを出してある。
このミュージックハウス、日本での販売価格は3万超だが、
この半値、1万5千円台で買えるお買い得版は 『 ミュージックルーム 』。
これも『 ロイターポーセリン ミュージックルーム 』 で検索すれば画像は出るが、
椅子つきピアノの上にはヴァーグナーの胸像のみ。
絵皿は同数、ピアノの上方に貼り付けられているが、
楽器の数も少なく、値段なりである。
総評として、この作品は
『 ドイツ人の、ドイツ人による、ドイツ人のためのミニチュア 』だと思われる。
日本人ではしゃぎまくっているのは筆者だけかも。
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この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。
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2016年7月7日木曜日
昭和62年の秋の話
サイモン・ラトル指揮のバーミンガム市交響楽団が
旧高松民会館にやって来て、
ヴォルジャークの交響曲第8番を演奏した。
当時の高松は、ドヴォルジャークと言えば
9番『新世界より』ばかり演奏していたので、
8番の公演は驚異だった。
昭和62年の秋の話である。
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この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。
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旧高松民会館にやって来て、
ヴォルジャークの交響曲第8番を演奏した。
当時の高松は、ドヴォルジャークと言えば
9番『新世界より』ばかり演奏していたので、
8番の公演は驚異だった。
昭和62年の秋の話である。
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この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。
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