自己紹介
はじめまして。近藤紀文と申します。
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2018年6月14日木曜日
米朝サミット地勢学的ヤブにらみ
(各首脳マスコミに出ない本音)
1.トランプ「政治はショーだ。これで次の中間選挙は、自分及び共和党は安泰。」
→トランプに座布団2枚やりなさい。
2.トランプ「さらに、人権外交ばっかり叫んできた民主党にはできない離れ業だ。
俺をゲテモノ、奇人扱いしてきた野郎ども、ざまあ見やがれ!」
→事実上、金王朝の圧政を是認したトランプから座布団1枚取りなさい。
3.トランプ「米国は北朝鮮と地続きでもなければ、通常兵器が使える距離でもない。
核とICBMさえなければ、とにかく米国本土は安泰。」
→国際社会よりも、自国の利益最優先のトランプらしいやり方だが、
効果は世界に及ぶ。座布団2枚やりなさい。
3-2.一方の金正恩。施設は壊しても、データは残る。
内心ヘーとも思うてない。いつでも再生可能。
現に、核兵器を持っていない日本は、技術力をもって
「潜在的核保有国」ではないか。
→このへんを見越した金正恩に座布団1枚。
4.南北朝鮮の停戦状態は継続。
朝鮮戦争終結、平和条約は当分おあずけ。
金正恩「よかった。本当によかった。
ヘタに終戦にでもなりゃあ、軍の存在意義が極端に薄くなる。
先軍政治でかわいがってきた、というよりなだめすかしてきた軍が黙っちゃおらん。
下手をすれば軍事クーデターを覚悟しなきゃならんとこじゃったわい。」
→金正恩に恩を売ったトランプに座布団1枚
→軍部の造反を食い止める努力をした金正恩に座布団1枚
5.同じく南北朝鮮の停戦状態は継続で、内心喜んだのは韓国。
平和条約締結の代償で、多額の援助、支援を要求されてはたまらん。
ドイツ(旧西ドイツ)は、貧乏国家旧東ドイツを併合、
統一したばっかりに、さんざんな財政負担を長期に渡り強いられた。
あの轍は踏みたくないだろうな。今の繁栄を謳歌し、継続したいのが本音。
統一なんぞ、昔の夢、現在のタテマエ。
→日本にも恩恵は及ぶ。韓国に座布団1枚。
6.北朝鮮の現体制は維持。
性急にやっては事をし損じる。朝鮮人民への弾圧は続く。
元はといえば、自由主義化で金王朝体制維持のための援助を
大幅に引下げたロシア、中国の罪。
韓国の太陽政策の復活とアメリカの人道支援名目の援助が期待できる。
その代償で、ボチボチ弾圧を緩めりゃいいんじゃないの。
そうでないと、自由化に起因した自国経済の自力発展が望めない。
核がなくなり、いつまでも貧乏国家よばわりじゃ、
金正恩、内政面で立つ瀬がない。
これからは、軍事費、特に核開発費を経済政策に向けることになるだろうな。
→多分、ここまで見抜いている金正恩に座布団2枚。
7.日本人拉致問題を伝えたとは言うが・・・
北朝鮮の本音は、朝鮮戦争の作戦の一環だ。
一種の情報戦で、スパイ養成の一手段。
これをほじくりまわして軍部に責任があることを表立てると、
4のとおり軍部の反発を買い、金正恩の立場が危うくなる。
→自分が指令したわけでもない作戦のために
振り回される金正恩の立場もある。
これは合わせワザを期待して、金正恩の座布団1枚取ることを保留。
8.人と人とが会うことの意義
マスコミや動画で2次元世界に住んでいて、
互いに現実味を感じないために憎悪の対象となっていた人間どうしが、
3次元世界で生身となって出会う。体温と血色を感じる。
こうなると、互いに殺意は感じなくなる。
そして、互いが背中に背負っている国家のことも相互に慮るようになる。
このような人間の習性を巧みに政治の場で利用したのが、ドイツとフランスだ。
第二次大戦の後遺症で互いに憎みあっていた両国だが、
隣国であるだけに関連する懸案は多い。
まずは月に一度とかのペースで首脳が会って、互いの悩みを話し合おう。
互いの体温と血色を感じながら食事をしよう、となった。
これが後の欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)につながり、
EEC、ECを経て現在のEUへと発展した。
少なくとも、トランプと金正恩は互いに2次元世界に住む人間から、
3次元世界に住む、血の通った人間どうしとなったのは厳然たる事実だ。
多くは望まないが、互いが人間性を上昇志向に持っていくことができたのは間違いない。
この状態で、これから双方がなじりあいを開始するとは思えない。
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