2014年8月11日、サンポート大ホールでの東大オケ演奏会。
呼び物はチャイコフスキーの5番。
プロでも危うい思いのする第2楽章のホルン独奏。
まあ、地元オケでは、プロ・アマを問わず完璧に演奏したのを聞いたことがない。
音をはずすかプロプルと装飾音符(?)が着き、はらはらし通しになる。
しかし、何と東大、アマの分際で、完璧にやりおった。見事だ。
バブル時代、在京9オーケストラの中の上以上の音を出すと
評されたのは決して誇張ではない。
時は移り、一昨日2017年12月4日、県民ホールのヴァレリー・ゲルギエフ指揮
マリインスキー歌劇場管弦楽団の同じくチャイコの5番。
ウィーンフィル、ベルリンフィルの次に来ようかという世界的名門オケのホルンが、
何とくだんの第2楽章のソロで、1回だけだが小さく「プルッ」という望まざる
“装飾音符”を付けた。
上記の東大ホルン、男をあげたなあ。というより、恐るべきかな東大オケ。
にしても、さすがと言ったらいいのか、歌劇場管弦楽団だけあって、
オケピットの中からよく響かせるようにヴァイオリンの音がでかいのか、
ロシア人のバカでかい図体からくる弓の圧力がヴァイオリンの音を
バカでかくしているのかその影響で、ラフマニノフのPコン2番を弾いた
高松出身松田華音のピアノの音が完全に食われていた。
前回2015年7月5日
ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル響とチャイコの
Pコンをやったときは、オケの音がもっと優しかった。
ふむ、プレトニョフは男色家として、そちらの世界でも有名人。その影響有りか?
因みに、松田華音、幼いころからロシアに渡ったせいで、
日本語が十分に理解できないらしく、前回CDにサインをしたときは、
ロシア語の通訳が付いていたくらいだから、普通ではない。
もっとも筆者、片言のロシア語を駆使して通訳は不要。
故郷のオヤジ世代のまさかのロシア語に、彼女、それなりに喜んでいた。
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