自己紹介


はじめまして。近藤紀文と申します。
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2012年3月7日水曜日

ここまでやらないかん

これは、私が懇意にさせていただいている方への記事を
編集したものです。

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クラシック音楽を真に理解しようと思ったら、
ギリシャ、ローマ、キリスト教を理解してなかったら話にならない。

『バッハの教会カンタータ』をホンマに理解しようと思ったら、
各カンタータの“用途日”を見ないといけない。

例えば

カンタータ第146番『われら多くの患難を経て』
→復活節後第3日曜日用

カンタータ第144番『おのがものを取りて行け』
→復活節前第9日曜日用

カンタータ第113番『主イエス・キリスト、汝こよなき宝』
→三位一体節後第11日曜日用

カンタータ第67番『死人の中より甦りしイエス・キリストを覚えよ』
→復活節後第1日曜日用

カンタータ第36番『喜び勇みて羽ばたき昇れ』
→待降節第1日曜日用

このへんまでは、バッハが原典の楽譜に書いているので
対訳が付きのCDレベルであれば載っていると思う。

問題は、『復活節』や『三位一体節』、『待降節』が、いつであるかである。

ここまでキリスト教の典礼を理解して、
(初めてバッハの教会カンタータは理解できる)と私は思う。


調べる方法としては教会に行き、教会歴を見るのが手っ取り早い。

 例えば、『復活節(イースター)』は
 『春分の日』後の最初の『満月』直後の『日曜日』
 であるから、毎年日が変わる。

その後の第8日曜日が『三位一体節』。

『待降節』は
クリスマス12月25日の前の最初の日曜日が『待降節第4日曜日』で、
以下、日曜日ごとに第3、第2、第1と遡って行く。


これを頭において対訳を見てみると、
かなりイメージが違ってくる。有難味もある。

歌詞の内容も、その時節に合わせて書ているからだ。


さて、キリスト教徒でなかっても、
今の時期にクリスマス・オラトリオを聞くと奇異な気がする。
信者にとっては宗教曲の季節感は、

結構”気になるもの”らしい。



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