自己紹介


はじめまして。近藤紀文と申します。
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2016年8月11日木曜日

がんばれカタカナ

国際社会の中で、日本語公用文字は実に特異な存在だ。
義務教育修了時に習得しなければならない字数は、ひらがな、カタカナ、
さらにローマ字表記の大文字・小文字も加えると、表音文字だけで150近い。
 
その中で、筆者周辺の西欧人に限るが、
表音文字としてのカタカナに対する評価は極めて高い。


以下は、筆者周辺の西欧人のカタカナの評価について。

(1) 直線が多くて書き易い。

理由としては、
   
字数は、同じ表音文字アルファベット二六文字と比べると倍近いが、
カ行以下の字は、そもそもは子音字・母音字二字で書かれるべきものが
一文字で構成されているからであろう。

子音字・母音字分離の西欧的文字表現原則からすると、非常にユニークだ。 
   

(2) 読み方のルールに規則性が高い。

これは英語が最たるものだが、『 a 』 と書いて、アと読むときもあれば、
オと読むとき、エイと読むときと、母音の発音に一貫性がない言語と比べれば、

一字一発音の割振りに例外がないのは、いかにも約束を違えない
日本人の精神性に相通じるものがある。


ただ、唯一の難点として、
どの西欧人も挙げるのが、ラ行にRとLの明確な区別がないことだ。



例えば、今、アメリカでは大統領選挙の真っ最中だが、
選挙は英語で 『 ELECTION 』。


カタカナで書けば、エレクションとでもなるのだろうが、
この 『 L 』 の本来の発音を、日本人は明瞭に発声し難い。

何の気なしにべらんめえ調でR発音したら・・・!


ということで、西欧諸国人にすれば、
100字近いカタカナ、ひらがなを学んだ先に待っているのは、
新聞レベルで1000語を超える漢字語を覚えること。

多くの外国人は、この時点で 「 日本語覚えるのは、や~めた 」 となるらしい。



合計すれば、4種の文字、アルファベット大文字、小文字、
さらに筆記体まで含めれば六字体を公用文字にしている日本語は、
やはり、普通ではない。

ただ、ほとんどの西欧言語の名詞には、
『 男女、または男女中性の性別 』 があり、
あれを覚えるのは漢字並みの苦労だという人もいる。

その点、英語は、字種は少なく、
書くことだけに絞れば、規則性のない母音発音に悩まされることもない上に、
西欧言語で唯一、名詞を性別に分けるという言語構造がない。


これがビジネス文書界で優位性を保てる原動力であろう。





















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