この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。
=============================
アマゾンあたりになると激安品多しで、
ターゲットを絞って買うときは通販愛用なのだが、
それでも“タワレコに軍配”という筆者の体験談を記す。
1.タワレコの価格は輸入時の為替相場で価格が変動する。
これは通販も同じであるが、5月26日にタワレコで
イチかバチかでオーダーした“テンシュテットのマーラー交響曲全集”が
「来た」という電話が29日にあった。
夜に取りに行くと価格は3,890円から3190円にドン下がり。
安い、早い、うまい(=オイシイ=得をした)。
もう、吉野家の世界である。
2.通販はいいようで悪い。
宅配屋が昼間居ないところへ来て、紙切れが置いてあっても
帰って見たときには時間がが遅く、その日には取りに行けない。
それならば「今来ました」の電話をもらい、
帰宅途中にルンルンでタワレコに寄る方が良い。
3.レア発見の魅力
これは手元に現物のない通販では難しい。
店頭販売最大の魅力だ。
4.衝動買いができる。
いいか悪いかは知らんが、これも魅力といえば魅力。
5.ついで買いが多い。
これも4と全く同じ。
やっはりタワレコはオヤジの遊園地です。
自己紹介
はじめまして。近藤紀文と申します。
当ブログにご訪問頂き、ありがとうございます。
このブログでは演奏会(ライブやコンサート)参加の履歴や
日常生活で思ったことについて、様々な視点で書いていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
2012年5月30日水曜日
2012年5月22日火曜日
指揮者列伝【レオポルド・ストコフスキー】
【レオポルド・ストコフスキー】
ストコフスキー十八番のオーケストラ版バッハは、
彼の個性丸出しの名盤である。
当時はD・グラモフォンと
録音技術と音の良さを競ったロンドンレーベルでありながら
(何でこんなに音が悪いんだ)
という印象が、やたら強かったように思う。
今考えれば、あれは当時社会主義国で、
決して録音・技術環境がいいとは思えないチェコで録音したはずで、
当時の時代背景を考えさせられる名(迷)盤である。
ストコフスキーとフィラデルフィア管弦楽団出演の
音楽映画『オーケストラの少女』はLD時代に買った。
ストコフスキーが育て、オーマンディーがかき鳴らしたと言われた、
フィラデルフィア・サウンド。
貧乏学生時代、CBSの廉価版レコードは随分と買い込んだが、
オーマンディー&フィラデルフィア、セル&クリーブランドは、
どれを買ってもスカがない名盤揃いで、投資効果があった。
いわゆるホーム・ミュージックと言われる軟弱クラシック曲まで録音しまくり、
戦後のカラヤンの録音商業主義の手本ともなったストコフスキーだが、
戦前・戦後の米クラシック界を方向付けたのは間違いなく彼だと思う。
ストコフスキー十八番のオーケストラ版バッハは、
彼の個性丸出しの名盤である。
当時はD・グラモフォンと
録音技術と音の良さを競ったロンドンレーベルでありながら
(何でこんなに音が悪いんだ)
という印象が、やたら強かったように思う。
今考えれば、あれは当時社会主義国で、
決して録音・技術環境がいいとは思えないチェコで録音したはずで、
当時の時代背景を考えさせられる名(迷)盤である。
ストコフスキーとフィラデルフィア管弦楽団出演の
音楽映画『オーケストラの少女』はLD時代に買った。
ストコフスキーが育て、オーマンディーがかき鳴らしたと言われた、
フィラデルフィア・サウンド。
貧乏学生時代、CBSの廉価版レコードは随分と買い込んだが、
オーマンディー&フィラデルフィア、セル&クリーブランドは、
どれを買ってもスカがない名盤揃いで、投資効果があった。
いわゆるホーム・ミュージックと言われる軟弱クラシック曲まで録音しまくり、
戦後のカラヤンの録音商業主義の手本ともなったストコフスキーだが、
戦前・戦後の米クラシック界を方向付けたのは間違いなく彼だと思う。
2012年5月21日月曜日
指揮者列伝【ヴィルヘルム・フルトヴェングラー】
【ヴィルヘルム・フルトヴェングラー】
映像でよく出る、けいれんを起こしたかのような
体をブルブル震わすような指揮ぶりばかりが有名だが、
彼の引退前後のベルリン・フィルの団員の証言では、
「何もしなくても、彼が指揮台に立っているだけで、
手と楽器が勝手に動き、音が勝手に出た。」
というカリスマぶり(振り?)。
実際、政治的背景もあり、
引退を表明したフルトヴェングラーを遺留するためにベルリン・フィル側が言ったのは
「何もしなくていいから立っていてくれ~」だったらしい。
映像でよく出る、けいれんを起こしたかのような
体をブルブル震わすような指揮ぶりばかりが有名だが、
彼の引退前後のベルリン・フィルの団員の証言では、
「何もしなくても、彼が指揮台に立っているだけで、
手と楽器が勝手に動き、音が勝手に出た。」
というカリスマぶり(振り?)。
実際、政治的背景もあり、
引退を表明したフルトヴェングラーを遺留するためにベルリン・フィル側が言ったのは
「何もしなくていいから立っていてくれ~」だったらしい。
2012年5月20日日曜日
指揮者列伝【カール・ベーム】
【カール・ベーム】
70年代後半のカール・ベーム指揮ウィーン・フィルは、
カラヤン指揮ベルリン・フィルとともに来日ごとに日本での覇を競ったものだが、
亡くなる直前の1980年10月来日時にNHKでナマ中継された、
ヴァーグナーの『楽劇ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲』は、
85歳を超えた高齢で椅子に座っての指揮にもかかわらず、
適切なスピードと正確なテンポとを保っていて、
カラヤンやチェリビダッケの高齢になってからの演奏のスピードがトロくなって、
いやが上にも年齢を感じさせられた演奏とおおいに比較された。
実はこのとき、コン・マスクラスの演奏者のオフレコ・インタビューも
音楽雑誌に掲載されたのだが、
「ベームはあの高齢で、なぜ、あれだけ正確なテンポが刻めるのか?」
という問いに、
「バカなことを言うな。あんなボケ爺さん一人ではまともな演奏はできない。
遅れがちになる演奏をオレたちがテンポをリードしてやっているから、
まともな演奏になる」と答えていた。
70年代後半のカール・ベーム指揮ウィーン・フィルは、
カラヤン指揮ベルリン・フィルとともに来日ごとに日本での覇を競ったものだが、
亡くなる直前の1980年10月来日時にNHKでナマ中継された、
ヴァーグナーの『楽劇ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲』は、
85歳を超えた高齢で椅子に座っての指揮にもかかわらず、
適切なスピードと正確なテンポとを保っていて、
カラヤンやチェリビダッケの高齢になってからの演奏のスピードがトロくなって、
いやが上にも年齢を感じさせられた演奏とおおいに比較された。
実はこのとき、コン・マスクラスの演奏者のオフレコ・インタビューも
音楽雑誌に掲載されたのだが、
「ベームはあの高齢で、なぜ、あれだけ正確なテンポが刻めるのか?」
という問いに、
「バカなことを言うな。あんなボケ爺さん一人ではまともな演奏はできない。
遅れがちになる演奏をオレたちがテンポをリードしてやっているから、
まともな演奏になる」と答えていた。
2012年5月19日土曜日
指揮者列伝【レオポルド・ストコフスキー】
【レオポルド・ストコフスキー】
指揮者レオポルド・ストコフスキーは、
CBSと100歳になるまで録音をするという契約を結んでいた。
実際、ストコフスキーが90歳を過ぎてからチェコ・フィルを率いてバッハの著名曲を
自らオーケストラ版に編曲・指揮して録音した 『 バッハ・トランスクリプション 』
というレコードを筆者は持っている。
この頃のストコフスキーは完全にボケていて
( でなきゃ、100歳までの録音契約などする訳ないでしょう )
” 手を引っ張られてよろよろしながら指揮台に立つまで、
「ここはどこ?私は誰?ワシは何しに来たの?」の状態だったが
一旦指揮台に上り譜面を見た途端、腰は伸び、目は爛々と輝き、
だらんと垂れ下がっていた腕は指揮棒を握ると同時に前に振り上げられた ”
と言うから、いやはやすさまじい。
指揮者レオポルド・ストコフスキーは、
CBSと100歳になるまで録音をするという契約を結んでいた。
実際、ストコフスキーが90歳を過ぎてからチェコ・フィルを率いてバッハの著名曲を
自らオーケストラ版に編曲・指揮して録音した 『 バッハ・トランスクリプション 』
というレコードを筆者は持っている。
この頃のストコフスキーは完全にボケていて
( でなきゃ、100歳までの録音契約などする訳ないでしょう )
” 手を引っ張られてよろよろしながら指揮台に立つまで、
「ここはどこ?私は誰?ワシは何しに来たの?」の状態だったが
一旦指揮台に上り譜面を見た途端、腰は伸び、目は爛々と輝き、
だらんと垂れ下がっていた腕は指揮棒を握ると同時に前に振り上げられた ”
と言うから、いやはやすさまじい。
2012年5月5日土曜日
秘蔵のグルメ情報
この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。
=============================
高松・丸亀町タワーレコードの古楽CDを買占めて、
愛好家の方々に多大なご迷惑(?)をおかけした代償として、
今日は秘蔵のグルメ情報をお届けする。
店名と所在地は以下の通り。
店名:ダイニングMOO
住所:滋賀県大津市浜町9-28
TEL:077-522-5080
大津駅を北に出たら、琵琶湖に通ずるメインロードがある。
そこの、ちょうど琵琶湖と駅との中間くらいにある。
出される珍味の数々
1 ふなずし
新島の『くさや』、高知の『酒盗』が食えるなら挑むべし。
とにかく臭い。この発酵臭がたまらない。
この店の特長は、フナを漬ける麹床も出してくれること。
通はこれを肴に一杯やる。
店員が持って来る段階で部屋中にニオイが充満する。
2 赤こんにゃく
こんにゃくを酸化鉄かなんかの汁に漬け込んだもので、
色はこんにゃくのくせに真っ赤。味も舌触りも違う。
3 えび豆
エビの形をした豆。含め煮で出す。
4 とうふこんにゃく
豆腐を発酵させてこんにゃくのような舌触りにしたもの。
ゴマ豆腐のような舌触りと言った方がいいか。
5 ごりめし
淡水産ハゼの代表『ゴリ』の佃煮をまぜごはんにしたもの。
6 新鮮近江牛と熟成近江牛のステーキ食べ比べ
熟成させるとナッツ臭が出る高級牛肉の特徴がよく分かる。
※プチ・ブルジョア向きである。(値段が高いから)
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。
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高松・丸亀町タワーレコードの古楽CDを買占めて、
愛好家の方々に多大なご迷惑(?)をおかけした代償として、
今日は秘蔵のグルメ情報をお届けする。
店名と所在地は以下の通り。
店名:ダイニングMOO
住所:滋賀県大津市浜町9-28
TEL:077-522-5080
大津駅を北に出たら、琵琶湖に通ずるメインロードがある。
そこの、ちょうど琵琶湖と駅との中間くらいにある。
出される珍味の数々
1 ふなずし
新島の『くさや』、高知の『酒盗』が食えるなら挑むべし。
とにかく臭い。この発酵臭がたまらない。
この店の特長は、フナを漬ける麹床も出してくれること。
通はこれを肴に一杯やる。
店員が持って来る段階で部屋中にニオイが充満する。
2 赤こんにゃく
こんにゃくを酸化鉄かなんかの汁に漬け込んだもので、
色はこんにゃくのくせに真っ赤。味も舌触りも違う。
3 えび豆
エビの形をした豆。含め煮で出す。
4 とうふこんにゃく
豆腐を発酵させてこんにゃくのような舌触りにしたもの。
ゴマ豆腐のような舌触りと言った方がいいか。
5 ごりめし
淡水産ハゼの代表『ゴリ』の佃煮をまぜごはんにしたもの。
6 新鮮近江牛と熟成近江牛のステーキ食べ比べ
熟成させるとナッツ臭が出る高級牛肉の特徴がよく分かる。
※プチ・ブルジョア向きである。(値段が高いから)
2012年5月3日木曜日
買占める
この記事は
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。
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タマルがつぶれて以来、
高松のレコード販売をほぼ独占していたかのようなヤマハを脅かす存在の
『タワーレコード』が丸亀町グリーンに出店し、4月19日開店した。
最初にヒヤかしたのが25日だったが
クラシックレコード売り場に行って驚いたのが
置いてある半分は外国直輸入版CDであること。
英語はおろか、仏、独、伊、西、はてはチェコ語まで。
外国語表記版の日本語の帯はない。
ローマ字的に読んで、曲目の知識があれば何とか買えると思うが、
さすが、スラブ語系のチェコ語には往生した。
(ロシアのメロディアレーベルの復刻版セールなど、
キリル文字のオンパレードには参った。)
それと、イナーな作曲家の曲が複数枚パックされて売っていて、
マニアにはこたえられんです。
で、4月25日、5月1日の2日間は珍品廉価版CDの数々を買いあさった。
因みに私の買占めが災いして古楽コーナーのCDはすべてなくなり
5月3日現在では補充されていないままであった。
古楽ファンの皆様、ごめんなさい。
購入したCDは、
カール・ニールセン(デンマーク)作品集10枚組 1,290円(一枚当たり:129円)
ソニーミュージックのマークの入った
ビバーチェ・レーベルのバロック音楽コレクション
・ルイジ・ボッケリーニ作品集 4枚組 1,590円(一枚当たり:397円)
・ハインリッヒ・シュッツ作品集 5枚組 1,890円(一枚当たり:378円)
・ルネッサンス、バロック期のオルガン曲集5枚組 1,890円(一枚当たり:378円)
・グレン・グールド(P)のバッハ6枚組 2,930円(一枚当たり:488円)
フランス語で書かれたロシア音楽集 3枚組 1,000円(一枚当たり:333円)
タワーレコードオリジナルの古楽全集
・バッハ以前のドイツ室内音楽集 3枚組 2,500円(一枚当たり:833円)
・ジョン・ダウランドのリュート曲全集 4枚組 3,000円(一枚当たり:750円)
・ジョン・ダウランドのリュート歌曲全集 5枚組 4,800円(一枚当たり:960円)
ソニークラシカルのマークの入った
クロード・ドビュッシーコレクション 18枚組 2,990円(一枚当たり:166円)
しめて、23,880円÷45枚=一枚当たり:530円。
これだけの珍品が一枚当たり:530円だったら買占めますよね。
私が懇意にさせていただいている方へ送ったものを
自分用に編集したものです。
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タマルがつぶれて以来、
高松のレコード販売をほぼ独占していたかのようなヤマハを脅かす存在の
『タワーレコード』が丸亀町グリーンに出店し、4月19日開店した。
最初にヒヤかしたのが25日だったが
クラシックレコード売り場に行って驚いたのが
置いてある半分は外国直輸入版CDであること。
英語はおろか、仏、独、伊、西、はてはチェコ語まで。
外国語表記版の日本語の帯はない。
ローマ字的に読んで、曲目の知識があれば何とか買えると思うが、
さすが、スラブ語系のチェコ語には往生した。
(ロシアのメロディアレーベルの復刻版セールなど、
キリル文字のオンパレードには参った。)
それと、イナーな作曲家の曲が複数枚パックされて売っていて、
マニアにはこたえられんです。
で、4月25日、5月1日の2日間は珍品廉価版CDの数々を買いあさった。
因みに私の買占めが災いして古楽コーナーのCDはすべてなくなり
5月3日現在では補充されていないままであった。
古楽ファンの皆様、ごめんなさい。
購入したCDは、
カール・ニールセン(デンマーク)作品集10枚組 1,290円(一枚当たり:129円)
ソニーミュージックのマークの入った
ビバーチェ・レーベルのバロック音楽コレクション
・ルイジ・ボッケリーニ作品集 4枚組 1,590円(一枚当たり:397円)
・ハインリッヒ・シュッツ作品集 5枚組 1,890円(一枚当たり:378円)
・ルネッサンス、バロック期のオルガン曲集5枚組 1,890円(一枚当たり:378円)
・グレン・グールド(P)のバッハ6枚組 2,930円(一枚当たり:488円)
フランス語で書かれたロシア音楽集 3枚組 1,000円(一枚当たり:333円)
タワーレコードオリジナルの古楽全集
・バッハ以前のドイツ室内音楽集 3枚組 2,500円(一枚当たり:833円)
・ジョン・ダウランドのリュート曲全集 4枚組 3,000円(一枚当たり:750円)
・ジョン・ダウランドのリュート歌曲全集 5枚組 4,800円(一枚当たり:960円)
ソニークラシカルのマークの入った
クロード・ドビュッシーコレクション 18枚組 2,990円(一枚当たり:166円)
しめて、23,880円÷45枚=一枚当たり:530円。
これだけの珍品が一枚当たり:530円だったら買占めますよね。