自己紹介


はじめまして。近藤紀文と申します。
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2021年6月4日金曜日

余はいかにしてワグネリアンとなりしか ー運命の女神ノルンのつむぐ綱は未だ切れず、筆者とつながっている一 その3

 ・運命の女神ノルンのつむぐ綱が筆者に絡まってきた
(詳細は、リヒャルト・ヴァーグナー作曲、
楽劇『ニーベルン グの指輸』全4部作第3夜『神々の黄昏』冐頭部参照)

実は、本稿を著するに際し、
まさに、不思な運命が筆者を導いた、
としか言いようのない事件が 重なった。


その1
前記、平成20年9月4日付け日経新闘の、
中野京子氏のフランンワ1世の行状に係る文を読ん だ際、
一方で、フランンワ1世とダ・ヴィンチ、
一方で、ルートヴィッヒ2世とヴァーグナーという、
王侯と芸術家の関わりにおいての「共通性」が、
筆者の「文化ペテン師」的インスピレーションをい たく刺激し
わざわざ、スクラップしておいたこと。

その2
くだんの、フランソワ1世の行状を滅茶苦茶に茶化した
「ヴェルディの傑作オペラ「リゴレット」」 が、
オーストリアはバーデンの市立歌劇場の引越し公演により、
高松市の県民ホール
(以下、命名権 取得により付けられた某企業名は、
名称がやたら長くなるので、あえて記さない。)
大ホールで上演 された9月12日夜の、
まさにその会場で、
筆者は、日独協会役員の最上英明氏とばったり出会い、
「今年は、ヴァーグナー没後125周年に当たるので、
ヴァーグナーに関する文章がどうしても欲し と、思いもよらぬ依穎をいただいた。

その3
9月4日のスクラップから、わずか1週間の後、
『リゴレット』の公演会場で、原稿依頼を受ける。

その瞬間、筆者の頭の中には、上記『神々の黄昏』旨頭部で、
3人の運命の女神ノルンが、切れた運 命の綱を手に歌う、
「Es riss!(切れた!) 」
という声が響き渡った。

そうなのだ。この、偶然の連続性を断ち切ってはいけない。
「文化ぺテン師」とは言え、
ヴァーグ ナー芸術の伝道師を自認する筆者の血が騒ぎ、
使命感が体を貫いた。 ということで、重い腰どころか、
腹回り1メートルを超えてしまったメタボリック体を
パソコンの 前にやっとの思いで座らせ、本稿を書いている次第である。

<続く>

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