小生著の古い記事を紹介いたします。
掲載年月日:2008年4月
掲載元:香川日墺協会~10周年によせて
題目:「双頭の鷲の旗の下に」ならぬ「ドイツ語という言語の下に」
筆名:近藤昌紀
より
・EUはドイツ語天国になった。
オーストリアを愛する紳士・淑女の集う日墺協会の会員諸氏
ならば、
オーストリアの公用語がドイツ語である
ということは常識以前の問題と思われるが、
このドイツ語という言語、最近
おおいに羽振りがいい。
というのも、EU(欧州連合)の拡大・東進に伴って、
様々
な少数民族の言語も仲間入りしている中で、
日常生活で使って
いる言語は何語?という視点で見ると、
ドイツ語を生活言語と
している人口が最も多い、
というEUの統計が出たのだ。
それはそうだろう。
地図上で言えば、EUのど真ん中に居座
る
ドイツ、オーストリアはもちろん、チューリッヒや
べルンを
中心としたスイス東部(ただし、スイスはEUに加盟していな
い。)
リヒテンシュタイン、
意外なところではメラーン(イ
タリア呼称ではメラーノ)を
中心としたイタリア北部、
このあ
たりは公用語としてドイツ語が使われており、
従って公共の標
識、看板には必ずドイツ語が登場する。
さらに、ドイツ語とは兄弟、又はいとこ関係にある言語を使う
国、
思いつくままに挙げれば
オランダ語、北部ベルギーのフラ
マン語、
デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの北欧3カ国
語、
このへんの国をウロチョロするなら、
ほとんどヤケクソの
ドイツ語をしゃべっても、
結構通用する。
<続く>
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